こんにちは！設計・IC の森谷です。
最近のニュースで歴史的建造物が壊されるというショッキングな話題がありましたので少しご紹介したいと思います。

その建物とは東京銀座にある『中銀カプセルタワービル』です。
この宇宙船の様な独創的なカプセルマンションは、建築家・黒川紀章氏による『メタボリズム』建築の傑作と言われ、建築好きの方はご存じかもしれませんね！

『メタボリズム』とは「新陳代謝」を意味してますが、社会の変化や人口の増加に合わせて有機的に成長する都市や建築を目指すという、1960年代から70年大阪万博にかけての前衛建築運動でした。

残念ながら、その思想は前衛的過ぎて『中銀カプセルタワービル』は「新陳代謝」されないままその寿命を終えようとしています。

建物自体の保存運動もありましたが、現在はカプセルをバラバラに解体して個別に保存する動きがあるようです。

私も微力ながら支援活動を行おうと思い、コロナも収束しつつありますので現地に行ってみようかと計画しています！

西欧諸国に比べ、経済発展を最優先してスクラップ＆ビルドを繰り返してきた日本ですが、世界に誇れる我が国の素晴らしい建築をそろそろ保存していく事も大切ではないか、と思う今日この頃です………。

※ご興味のある方は、こちらのHPをご参照ください！
➡　https://www.dailyshincho.jp/article/2021/10041100/?all=1