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2023.12.01 お役立ち情報

住みやすい街の条件とは?状況別・世帯別に住みやすさの基準を紹介


住みやすい街の条件とは?状況別・世帯別に住みやすさの基準を紹介

この記事では、住みやすい街の条件を解説します。

せっかく家を建てるなら、その土地で長く暮らせる”住みやすい街”を選ぶことが、土地選びにおける重要なポイントの1つです。自分の世帯状況に合った環境を選べば、毎日の生活を快適で充実したものにできるでしょう。

この記事では、住みやすい街について状況別・世帯別に解説します。マイホームを検討中の人や土地探しに悩んでいる人は、ぜひこの記事を最後までお読みください。

【この記事でわかること】

● 住みやすい街とは

● 【状況別】住みやすい街の条件

● 【世帯別】住みやすい街の条件

そもそも住みやすい街とは?

住みやすい街とは、長期的に生活するうえで必要なポイントを満たしている街のことです。

具体的には、家賃相場が安い・交通アクセスが良い・生活利便性が高い・治安が良いなどの条件が挙げられます。もちろん、すべての条件を満たす街を探すのは困難です。自分のライフスタイルや優先したい条件に合う街が住みやすい街だといえます。

生活コストを抑えたい人は、できるだけ家賃が低い街を検討すると良いでしょう。全国賃貸管理ビジネス協会の調査によると、岐阜県における1K・1DK・1LDKの物件の家賃相場は43,893円でした。全国平均が50,871円であるため、比較的家賃相場が安く設定されているとわかります。

また、ファミリー向け物件の1ヶ月の平均家賃が安い街を、都道府県でランキングにしたものが以下です。

都道府県 ファミリー向け物件の1ヶ月平均家賃
1位 富山県 57,668円
2位 山口県 58,722円
3位 愛媛県 59,056円
4位 宮崎県 59,505円
5位 福井県 59,912円
6位 佐賀県 62,474円
7位 沖縄県 62,964円
8位 大分県 63,030円
9位 岐阜県 63,481円
10位 徳島県 64,082円

※2023年12月現在

※ファミリー向け:共同住宅(非木造)70~99㎡

上の表からも、岐阜県はファミリー層においても家賃が安いほうだとわかります。

※参考1:全国家賃動向 2023年10月調査|全国賃貸管理ビジネス協会

※参考2:平成30年住宅・土地統計 調査の結果|総務省統計局

【状況別】住みやすい街の8つの条件

ここからは、住みやすい街の条件を状況別に解説します。

  • どこへ行くにもアクセスが良い
  • 生活の利便性が高い
  • 周囲の環境が落ち着いている
  • 治安が良い
  • 災害に強い
  • 資産性が高い
  • 子育て環境が充実している
  • 価格相場が予算の範囲内である

上記8つの条件をそれぞれ見ていきましょう。

どこへ行くにもアクセスが良い

通勤・通学やレジャーなど、どこに行くにもアクセスが良いことは、住みやすい街の条件の1つです。

特に、都市部で暮らすなら、都心に近く乗り換えが便利な駅やバス停の近くを選ぶことをおすすめします。郊外の街なら、急行や快速などの優等列車の停車駅が便利です。

ただし、始発や最終列車の時刻はチェックしましょう。車で移動することが多い人は、幹線道路までの距離や近隣地域の道幅などを確認しておくことが重要です。幹線道路は平日と休日で混雑状況が異なる場合があるため、両方調べておきましょう。

自転車を利用する人なら、坂道や駐輪場の有無などが住みやすさに影響します。このように、家族がよく使う移動手段に合わせて土地を検討しましょう。

生活の利便性が高い

スーパーやコンビニ、学校や病院など、普段の生活に欠かせない施設が近くにあると便利です。

スーパーは、お店の数だけでなく品揃えもチェックしましょう。街のターゲット層によっては自分たちに必要なものがあまり置かれていない場合があるため、実際に足を運んでチェックすることがおすすめです。

近くにあると便利な施設は人によって異なります。外食が多い家庭なら、評判のレストランが近くにあると便利です。

子供と一緒に余暇を楽しみたい人は、大きな公園やレジャー施設などが近くにあると暮らしに弾みがつきます。家族にとって必要な施設やあったら嬉しい施設を確認し、優先順位を付けて街を選ぶと良いでしょう。

周囲の環境が落ち着いている

家を建てる土地の周辺環境は重視したいポイントの1つです。

駅近で利便性の高い場所でも、交通量が多く深夜まで営業している店が多いと、落ち着いた暮らしを送りにくいでしょう。逆に郊外だと、生活利便性が悪くなるおそれがあります。住みたい土地で適度に落ち着いて暮らせるかを確認しましょう。

また、隣に高い建物がある土地の場合、日当たりや風通しもチェックするべきポイントです。空き地や駐車場などに隣接した土地であれば、将来そこにどのような建物ができるかなどの建設計画をリサーチしておきましょう。

治安が良い

長く住み続けることを考えると、治安や防災などの街の安全性は確認したい大切なポイントです。治安を確認するための条件には、下記2点があります。

  • 人に対する条件
  • 家に対する条件

このうち人に対する条件を見る際は、駅前に遊戯施設が多くないか、夜は街灯で明るいか、犯罪がよく発生する街ではないかなどのさまざまな観点からチェックしましょう。

子供の安全性もポイントの1つです。学区によっては、保護者や地域住民が防犯に注力している地区があるため、子供がいる世帯はそのような地区を選ぶことがおすすめです。

災害に強い

災害に強い街であるかどうかも、住みやすい街の条件の1つです。防災面については、自治体が公表するハザードマップで確認できます。

崖崩れや洪水など、近くにどのような災害リスクがあるか確認しましょう。併せて、万が一の災害時に使える指定避難所が近いかどうか、そこへ行くルートが安全であるかについても調べておくことをおすすめします。

資産性が高い

その街で一生暮らそうと思っていても、何らかの理由で家を手放すケースもあります。売却したり収益物件として活用したりすることになった場合は、資産価値の高い土地であることが有利な条件になります。

周辺の相場よりも安い土地には何らかの理由があると考えられるため、そのリスクを確認することが大切です。

また、資産性は街の将来と合わせて考える必要があります。例えば、再開発の計画がある街なら、将来の資産価値が上がる可能性があります。家を手放すことがあっても、子や孫にできるだけ負担をかけない土地を選ぶことを考えましょう。

子育て環境が充実している

子供がいる家庭なら、広い公園や緑がある自然環境などの子供がのびのびと育てる環境が近くにあると良いでしょう。このようなエリアは子育て世代に特に人気の場所です。

託児施設や教育施設も、近くにあると嬉しい施設の1つです。育児休暇から社会復帰したくても、預けるところがない街に暮らすと家計に大きく影響するおそれがあります。

子供が受験生になれば、近くに塾や予備校があるか、進学率の高い学校があるかなども、街選びの目安になります。

価格相場が予算の範囲内である

家賃相場が高すぎる街を選ぶと生活費を圧迫してしまうため、価格相場が予算の範囲内であるかは重要なポイントです。一般的に、家賃は収入の3分の1から4分の1以下に収まることが望ましいといわれています。

岐阜県内の家賃相場は、美濃市が比較的高く、加茂郡坂祝町や山県市、不破郡関ケ原町は比較的低くなっています。

【世帯別】住みやすい街の条件

街に求める条件は世代によって異なります。

  • 一人暮らしが住みやすい街
  • 女性が住みやすい街
  • 新婚夫婦が住みやすい街
  • 共働き世帯が住みやすい街
  • 子育て世帯が住みやすい街
  • シニア世代の夫婦が住みやすい街

ここでは、上記の性別や世代別に住みやすい街の条件をまとめました。

一人暮らしが住みやすい街

一人暮らしが住みやすい街の条件には次の4つが挙げられます。

  • 家賃が安い
  • 夜遅くまで営業しているスーパーがある
  • 街灯が多い
  • 通勤・通学時間が短い

一人暮らしの人は収入が限られる傾向があるため、家賃を抑えながら必要最低限の利便性を確保できる街がおすすめです。

また、仕事帰りにも利用できる、夜遅くまで営業するスーパーが近隣にあると便利です。飲み会や残業で遅くなっても、買い物をしてから帰れます。

女性が住みやすい街

女性が住みやすい街の条件には次の3つがあります。

  • 治安が良い
  • 街灯が多い
  • 犯罪の温床となる場所がない

深夜営業の店が多い歓楽街が近くにあったり、家の近くに街灯がなかったりすると、夜に1人で出歩くことを不安に感じます。また、周辺に死角や空き家・空き地など犯罪の温床になるような場所がないか確認しましょう。

地域性の観点から、コンビニのゴミ箱もチェックポイントの1つです。コンビニのゴミ箱に家庭ごみが捨てられていれば、マナーが悪い人がいる住みやすくない街といえます。マナーを守れる住民が多い地域を選ぶことも大切です。

新婚夫婦が住みやすい街

新婚夫婦が住みやすい街の条件は、次の3つが挙げられます。

  • おしゃれな場所が近くにある
  • 同世代が多い
  • 娯楽施設が多い

新婚夫婦に人気の街の条件の1つは、おしゃれな場所が近くにあることです。カジュアルなファッションモールや若者が集まる公園など、デートスポットが近くにあると2人で外出する機会が増えるでしょう。長居できる隠れ家カフェやレストランなどがあれば、一緒に過ごす時間が増えます。

また、同世代が多い街であることもポイントの1つです。同じ年代のコミュニティがある街なら、初めて住む地域でも友人を作りやすく、長く住み続けられるでしょう。

共働き世帯が住みやすい街

共働き世帯が住みやすい街の条件には次の3つがあります。

  • 託児施設が近くにある
  • 待機児童がいない
  • スーパーやコンビニの営業時間や品揃えが良い

就学前の子供がいる家庭なら、託児施設が近くにあるか、また、待機児童がいないかなどの点は気になるでしょう。近隣に託児施設があれば、施設の開園時間を確認しましょう。

また、帰宅時間が遅い家庭なら、スーパーやコンビニの営業時間や品揃えも。チェックしたいポイントです。お店が多い街でも帰宅するころに営業していなければ、使いようがありません。

惣菜が充実しているスーパーがあれば、夕食の準備も手軽に済ませられ、家事負担の軽減につながります。

子育て世帯が住みやすい街

子育て世帯が住みやすい街の条件には、以下4つが挙げられます。

  • 子供がよく利用する施設が多い
  • 夜間対応をしている病院がある
  • 待機児童数が少ない
  • 自治体の子育て支援制度が整っている

幼稚園や保育所、学校や病院など、子供が頻繁に利用する施設の多さは街選びのポイントの1つです。子供が遊べる公園や児童館などがあると良いでしょう。

こうした施設が近くにあっても、そこに行くまでに交通量の多い幹線道路などがあると不安要素になります。通学路の安全さや交番などとの距離を確認しましょう。

また、自治体によっては、医療費の助成や育児サービスなど、子育て支援に力を入れているところがあります。こうした街を選ぶと、育児負担の軽減につながります。

シニア世代の夫婦が住みやすい街

シニア世代が住みやすい街の条件には次の2つがあります。

  • 車が運転できなくなっても生活しやすい
  • 医療と福祉が充実している

将来的に車を運転できなくなっても生活しやすい街であることが、シニア世代の街選びのポイントです。歩いて行けるところに病院やスーパー、商店街などがあると安心して暮らせます。

医療や福祉はその地域によって特色があります。例えば、子育て世帯が多い街には小児科や歯科が多い傾向にあるため、シニア世代が使える施設があまりありません。介護サービスが複数存在する街や介護や医療の助成金が充実している街、信頼できる病院が近くにある街を選ぶことがおすすめです。

このほか、坂が少なく平坦な土地など、徒歩での生活に支障が少ないことも、住みやすい街の条件です。

住みやすい街に関するよくある質問

ここでは、住みやすい街に関するよくある質問を紹介します。

  • 住みやすい街で迷ったときの相談先はどこ?
  • 住みやすい街を目指した地域の取り組みは?
  • 住みやすい街の共通点ってなに?

上記3つの質問にそれぞれ回答します。

住みやすい街で迷ったときの相談先はどこ?

住みやすい街選びに困ったときは、インターネット上で自治体の助成金などを調べましょう。自治体によって、公共料金や子育て・医療に関する助成金、保育園・幼稚園の数は大きく異なります。

直接相談したい場合は、支援を必要とする住民と行政をつなぐパイプ役となる民生委員・児童委員に相談することも、1つの選択肢です。

※参考:ご存じですか?地域の身近な相談相手「民生委員・児童委員」|政府広報オンライン

住みやすい街を目指した地域の取り組みは?

住みやすい街を目指した地域の取り組みに、子育て支援や移住支援などがあります。

子育て支援の一例として、静岡県の各市町村で設けられている子育て世帯への独自の支援制度が挙げられます。例えば、三島市では子供が高校生になるまで、入院及び通院医療費が無料です。

また、岐阜県にも、「ぎふっこカード」と呼ばれる子育て家庭応援キャンペーンがあります。県内に在住する18歳未満の子供がいる世帯や妊娠中の女性がいる世帯は、買い物や施設利用の際に特典が受けられます。

子育ての負担を軽減したいと願う子育て世帯には、理想的な取り組みでしょう。

移住支援の例には、長野県の移住お試し住宅が一例として挙げられます。移住や二地域居住(二拠点生活)を応援する『楽園信州ファミリー』の一環であり、本格的に移住する前に暮らしのイメージをより正確に持ちやすくなる点が魅力です。

また、岐阜県にも、首都圏からの移住者を対象とした『東京圏からの移住支援金』や、家族で移住する若者や過疎地域への移住者が対象の『清流の国ぎふ移住支援補助金』があります。

このように、地域によってさまざまな取り組みが行われています。自分や家族が希望する支援制度がある地域がないか確認してみましょう。

※2023年12月現在

※参考1:子ども医療費の助成について|三島市

※参考2:ぎふ子育て応援団|岐阜県公式ホームページ(子育て支援課)

※参考3:【県内の移住お試し住宅】|楽園信州 空き家バンク・空き地バンク

※参考4:支援・補助金(県)|移住費用の便利情報は、ふふふぎふ|岐阜県

住みやすい街の共通点ってなに?

住みやすい街の共通点には、この記事でお伝えした以下8つが挙げられます。

  • どこへ行くにもアクセスが良い
  • 生活の利便性が高い
  • 周囲の環境が落ち着いている
  • 治安が良い
  • 災害に強い
  • 資産性が高い
  • 子育て環境が充実している
  • 価格相場が予算の範囲内である

ただし、これらの条件をすべて満たした街を見つけることは困難であり、個人で重要視するポイントは異なります。あくまでも参考程度にして、自分のなかで優先順位を決めましょう。

住みやすい街の条件を参考にして長く暮らせる街を選ぼう

住みやすい街の条件は、その人の状況や世帯によってさまざまです。多くの人が住みたいと感じる街でも、自分のライフスタイルに合わなければ不便に感じるでしょう。必要な施設や街の環境、求める条件などが家族に合う街こそが、住みやすい街といえます。

また、求める条件をすべて満たす地域は、それほど多くありません。注文住宅を建てるときと同じように、譲れない条件やあったら便利な条件などの優先順位を決めたうえで、街の周辺環境を確認すれば、長く暮らせる街を探しやすくなります。

住む街に関する相談としては、先述した民生委員・児童委員と併せて、工務店やハウスメーカーなどがおすすめです。地域に根付いた工務店やハウスメーカーなら、その地区について詳しく教えてくれるでしょう。

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