仕事もプライベートも車での移動が中心の方なら、郊外の街に家を構えるのも選択肢の一つです。
できれば、将来性のある郊外の街を選びたい。
そんな方におすすめしたいのが、今回紹介する大口町です。

今回は大口町の土地相場を、実際の不動産取引情報や公示地価などをもとに紹介します。

大口町の地域情報

名古屋から北に20kmほどのところに位置する大口町は、人口が約2万4,000人。
五条川や巾下川などの川が流れところどころに田畑が残る、水と緑に囲まれた町です。
五条川の堤は、毎年春になると桜の名所として観光客も訪れます。

かつては養蚕が盛んで繊維工業で発展しましたが、戦後は名古屋から金属工業や工作機械などの工場が進出。現在では、工業の街としても知られます。

大口町には鉄道路線はないものの、隣接する扶桑町や江南市にある名鉄犬山線の柏森駅や布袋駅を利用することが多いようです。
ただ、車を使った移動の方が便利で、国道41号（名濃バイパス）から名古屋高速11号（小牧線）を使えば名古屋都心まで30分くらいで行けるほか、町内には国道155号（小牧一宮バイパス）などの幹線道路も通っています。

大口町の土地平均購入価格

大口町の土地価格について、実際の不動産取引実績から詳しく見ていきましょう。

2020年に取引された大口町の土地の平均価格は、1坪あたり30.1万円、1m2で換算すると9.1万円でした。
この価格は隣接する扶桑町とほぼ同じで、江南市や犬山市より高いです。

鉄道が通っていないものの価格が高い傾向にあるのは、町の北西部に位置する余野エリアで不動産売買が盛んなことが、一つの理由として挙げられます。
余野エリアは、名鉄犬山線の柏森駅の徒歩圏です。
土地の坪単価は25～35万円くらい、取引価格で2,000万円以上の物件も見られます。
ただ、比較的に広くない土地が多く、30～40坪くらいの土地で1,300万円前後の物件もあるようです。

駅近でなくてもいいから少し広めの土地を希望するなら、上小口エリアや中小口エリア、あるいは町の南部がおすすめ。
坪単価10～15万円、取引価格が1,000万円以下という物件も多く見られます。車で名古屋方面に行かれることが多い方なら、小牧北インターに近い町の南部で探すと良いでしょう。

参考：国土交通省「不動産取引価格情報（2020年）」をもとに算出
https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet

大口町の土地評価額の動向

続いて、大口町の土地評価額を公示地価から見ていきます。

2021年に公表された公示地価について、大口町全域の平均は坪単価199,867円、1m2あたりだと6万460円でした。実際の取引価格より地価の方が安いのは、不動産取引が余野エリアに偏っていることが考えられます。

大口町の地価動向を見ると、近年は上昇傾向にあるようです。
2013年ごろから毎年1％前後の上昇が見られ、新型コロナの影響で不動産取引が少なかった2020年でも上昇しています。

大口町は、今も人口が増えている町。
減少に転じてもしばらくは現在とほとんど変わらないと予測されています。
2021年は下落に転じていますが、再び持ち直す可能性は十分にありますから、将来の資産価値を保ちやすいエリアともいえるでしょう。

参考：国土交通省公表「2021年公示地価」、愛知県庁による基準地価を使用
https://tochidai.info/aichi/oguchi/

大口町の地価ランキング

大口町の住宅地の公示地価を、地点別にランキングしました。
TOP10は、以下の通りです。

人気がある余野6丁目は、柏森駅から10分程度で坪単価は30万円を超えます。
ただ、下小口や中小口といった駅から20分圏の地域なら、余野エリアより坪単価を10万円前後も抑えられます。

替地2丁目は、町の南部に位置するエリア。
小牧北インターに近いものの余野エリアの半値くらいで取引されている土地がありますから、車移動が中心の方には狙い目かもしれません。

参考：国土交通省公表「2021年公示地価」、愛知県庁による基準地価を使用
https://tochidai.info/aichi/oguchi/

まとめ

土地の将来性を見極めるのは、不動産のプロでも難しいところでもあります。
大口町でも、地価が上がっている地点もあれば下がっている地点もありますから、資産価値を保つ観点で考えると上昇傾向のあるエリアで検討されると良いでしょう。

現在ヤマカ木材では、WEBでご予約いただいて来場されたお客様に最大で10,000円のQUOカードをプレゼントしています。
詳細はLINEよりお伝えしていますので、LINE友達登録後、ご確認くださいませ。