コラム

2023.06.30 お役立ち情報

シングルマザー(母子家庭)の生活費は平均いくら?内訳や支援制度も解説


シングルマザー(母子家庭)の生活費は平均いくら?内訳や支援制度も解説

シングルマザーが生活をしていくためには、どのくらいの生活費が必要なのでしょうか。

また、節約のコツやどのような支援制度があるのかは、知っておくべきでしょう。

この記事では、シングルマザーの平均生活費と節約方法、受けられる支援制度を解説します。

シングルマザーの人や身近にシングルマザーのいる人は、ぜひ最後までご覧ください。

【この記事でわかること】

● シングルマザーの生活費と内訳

● シングルマザーが生活費を節約する方法

● シングルマザーが受けられる支援制度

シングルマザー(母子家庭)の生活費はいくら?

総務省統計局が公表している「2021年度 家計調査 世帯類型別」によると、シングルマザーの生活費は月額平均24万円前後となることがわかりました。

この数値は生活環境や子供の年齢によって変化し、子供が18歳未満なら約24万円ですが、20歳未満になると約23万円となります。

このように、シングルマザーの生活費は子供の数や年齢に大きく左右されるといえます。

※参考:家計調査(家計収支編) 調査結果|統計局ホームページ

シングルマザー(母子家庭)の生活費の内訳

この章では、統計局のデータを基に、シングルマザーの生活費の内訳を詳しく解説します。

  • 家賃
  • 食費
  • 水道光熱費
  • 医療費・保険料
  • 教育費
  • 日用品代
  • 通信費

上記7点に関して、順番に解説していきます。

家賃

シングルマザーの家賃の平均は、月額で2〜3万円です。

この金額には共益費や管理費も含まれており、住宅に関する費用の平均額です。

食費

食費は子供の数によって変わります。統計局のデータでは平均世帯人員は3.3人となっており、この世帯数では食費の平均額は5万円前後です。

水道光熱費

水道光熱費の平均額は1.5万円です。

ただし、夏場や冬場は2万円前後まで平均額が上昇する傾向にあります。

医療費・保険料

医療保険に関する月額保険料は、1万円前後が多いようです。

ただし、この保険料には生命保険料が含まれておらず、あくまでも病気やケガに対する補償が対象の保険です。そのため、生命保険を考慮した場合は1.5〜2万円前後が保険に関する生活費といえます。

教育費

塾や習い事にかける費用の平均は2万円前後です。ただし、学資保険もこの平均額に含まれているため、一部は貯蓄となっている可能性があります。

日用品代

日用品の購入費は1万円前後が平均です。ただし、前述した食費や教育費と混合されやすい項目となるため、食費と教育費、日用品代を合計すると8万円前後かかると考えておきましょう。

通信費

スマートフォンやWi-Fiといった通信費の平均額は月額2万円前後です。

ただし、子供の数や年齢、使用するスマートフォンの種類によっては平均額を大きく超えるおそれがあるため、注意が必要です。

シングルマザー(母子家庭)の収入・貯蓄

この章では、シングルマザーの収入と貯蓄について、厚生労働省と国税庁のデータに基づいて解説します。

※参考:15 ひとり親世帯の平成17年の年間収入|厚生労働省

※参考:1 平均給与|国税庁

  • シングルマザーの収入
  • シングルマザーの貯蓄

順番に見ていきましょう。

シングルマザーの収入

厚生労働省が公開しているデータによると、シングルマザーの平均年収は213万円であり、世帯人員1人あたりの年収の平均額は65万円でした。

一方、国税庁が公開しているデータによると、給与所得者の平均年収は461万円であることから、シングルマザーの平均収入は低い水準だといえます。

シングルマザーの貯蓄

シングルマザーの貯蓄について、厚生労働省が公開したデータによると50万円未満が最も多く、全体の48%を占めました。次に多かったのが50〜200万円で、全体の15.2%でした。

このように、前述したシングルマザーの収入水準を踏まえても、シングルマザーの家計は決して楽ではないことがわかります。

シングルマザー(母子家庭)の生活費を節約する方法

生活費の節約は安心して暮らすためにも、重要なポイントといえます。この章では、シングルマザーの生活費を節約する方法を解説します。

  • 事前に養育費を取り決めておく
  • 毎月の固定費を見直す
  • 固定費の支払いをクレジットカードにする

上記3点に関して、順番に見ていきましょう。

事前に養育費を取り決めておく

シングルマザーになった要因が死別ではなく離婚の場合、子供には養育費を受け取る権利があります。そのため、離婚時には養育費についての取り決めを行い、生活費を補填しましょう。

可能であれば、行政書士や司法書士に依頼し、公正証書による取り決めにしておくことがおすすめです。

養育費の支払いを滞納するリスクが少なくなり、適切に支払いを受けられるでしょう。

毎月の固定費を見直す

通信費や食費、水道光熱費などの固定費は優先的に見直すことをおすすめします。

特に、通信費は新しい商品やサービスが毎年のように提供されているため、最適なプランを常に模索する必要があります。

固定費の支払いをクレジットカードにする

固定費を口座引き落としではなくクレジットカード払いにすることで、クレジットカードのポイントを貯められます。

例えば、PayPayカードや楽天カードを使った支払いであれば翌日ポイントとなって還元され、そのまま支払いに使用することが可能です。

このように、クレジットカードの活用は生活費の節約として、有効な手段だといえます。

シングルマザー(母子家庭)が受けられる支援制度

シングルマザーはさまざまな支援制度を受けられるため、この章で解説する制度の活用を検討しましょう。

  • 児童手当
  • 児童扶養手当
  • ひとり親家庭の住宅手当
  • こども医療費助成
  • 母子寡婦福祉資金貸与
  • 寡婦控除・ひとり親控除

順番に見ていきましょう。

児童手当

児童手当はシングルマザーだけの支援制度ではなく、子供がいる全ての家庭で受けられます。

この制度は、3歳未満の子供がいる世帯には1.5万円、3歳以上15歳未満の子供がいる世帯には1万円が1人あたり支給されます。

※参考:児童手当制度のご案内| 内閣府

児童扶養手当

児童手当とは別に、児童扶養手当という制度があります。児童扶養手当は児童手当とは違い、離婚によるひとり親世帯が対象です。

子供の人数によって、次のように毎月の支給額が変動するため、あらかじめ確認することをおすすめします。

子供の人数 支給額
1人 43,070円
2人 10,170円を加算
3人目以降 6,100円を子供1人につき加算

※所得制限が160万円以内である場合

※参考:児童扶養手当について|厚生労働省

児童扶養手当は、子供の人数が1人から2人になるからといって、支給額が2倍になるわけではない点に注意しましょう。

ひとり親家庭の住宅手当

岐阜市をはじめ、各自治体からひとり親家庭に対して、住宅手当が支給されています。

住宅手当は入居する住宅や家庭状況、同居家族の人数によって大きく変動するため、早い段階で岐阜市役所に相談することをおすすめします。

※参考サイト:ひとり親家庭の支援|岐阜市公式ホームページ

こども医療費助成

こども医療費助成とは、健康保険証を使って治療を受けることで、子供の医療費を無償とできる制度です。岐阜市では15歳までが無料となり、特に申請をする必要はありません。

※参考:子ども医療費助成制度|岐阜市公式ホームページ

母子寡婦福祉資金貸与

母子寡婦福祉資金貸与制度は、母子家庭及び父子家庭並びに寡婦の経済的自立と生活意欲の助長を図り、合わせて児童の福祉を推進することを目的とした制度です。

この制度を利用することで市区町村から資金を借りられ、貯蓄がないシングルマザーでも生活を安定させられます。

ただし、資金の用途と家庭の状況によっては無利子ではない貸与となることもあるため、注意が必要です。

※参考:母子父子寡婦福祉資金貸付金 |岐阜県公式ホームページ(子ども家庭課)

寡婦控除・ひとり親控除

寡婦・ひとり親控除は、年末調整に所得から控除できる制度のことです。

岐阜市では、所得が500万円以下のひとり親で子供の所得が48万円以下の世帯である場合、県民税が最大30万円、所得税が最大35万円控除されます。

このように控除額が大きい制度であるため、所得制限内であれば積極的に利用しましょう。

※参考:各種控除の説明(令和3年度)|岐阜市公式ホームページ

シングルマザー(母子家庭)の生活費に関するよくある質問

この章では、シングルマザーの生活費に関するよくある質問を紹介します。

  • シングルマザーの生活費が足りない場合の対処法は?
  • シングルマザーの生活費はいくらあれば生活できる?

順番に見ていきましょう。

シングルマザーの生活費が足りない場合の対処法は?

シングルマザーの生活費が足りない場合、まずは市区町村に相談し母子寡婦福祉資金貸与の利用などを検討しましょう。

生活費の補填として、消費者金融から借りる方法もありますが、金利が高いため負担が大きいといえます。また、母子寡婦福祉資金貸与以外の支援制度も探しましょう。

シングルマザーの生活費はいくらあれば生活できる?

前述した月額の生活費を合計すると、約20〜25万円となるので、25万円以上あれば生活費を支払うことが可能だといえます。

金額が不足している場合は、支援制度の利用や固定費の削減を検討しましょう。

シングルマザー(母子家庭)の生活費は支援制度を上手く活用しよう

シングルマザーの生活は決して楽ではなく、さまざまな支援制度を利用する必要があります。

ヤマカ木材では岐阜市と国が行っている多くの制度を提案し、シングルマザーでも安心して暮らせる方法をアドバイスしています。

お客様に寄り添いながら最適な資金計画のご相談も承るので、ぜひヤマカ木材にお問い合わせください。

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