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2024.07.31 お役立ち情報

注文住宅での打ち合わせの流れ・回数は?スムーズに進めるコツ・注意点も


注文住宅での打ち合わせの流れ・回数は?スムーズに進めるコツ・注意点も

この記事では、注文住宅を建てる際の打ち合わせの流れや回数について解説します。

理想のマイホームを手に入れるには、建築会社との打ち合わせで自分たちの希望や悩みを正確に伝える必要があります。

注文住宅の場合は、何も決まっていない状態から始まるため、施主と建築会社の担当者が何度も打ち合わせを重ね、共通の認識を持つことが家づくりの失敗を防ぐポイントです。

この記事では、建築会社との打ち合わせで決めることや注意すべきポイントなども紹介します。

注文住宅の購入を検討している人や、打ち合わせをスムーズに進めたい人は、ぜひ最後までお読みください。

【この記事でわかること】

● 注文住宅の打ち合わせの流れや回数

● 注文住宅の打ち合わせをスムーズに進めるコツ

● 注文住宅の打ち合わせで注意すること

注文住宅の打ち合わせで疲れてしまう原因は?

注文住宅の打ち合わせを進めている中で、疲れを感じてしまうケースは少なくありません。打ち合わせで疲れてしまう原因には、以下が挙げられます。

  • 打ち合わせの回数が想定より多い
  • 実現したいことがまとまらない
  • 予算内に収まらない

打ち合わせをスムーズに進めるために、疲れてしまう原因も把握しておきましょう。

打ち合わせの回数が想定より多い

注文住宅は、間取りやデザインの自由度が高いこともあり、担当者と何度も打ち合わせが必要です。

ゼロの状態から家を建てる際には、間取りや外観だけでなく、壁紙や床・ドアノブの素材、キッチンや浴室の設備など、決めることが数多くあります。住宅カタログをチェックしながら選ぶため、打ち合わせの回数が思っていたより多くなります。

土地から購入する際は、現地まで内見に行くため、一通り決めるまでに何度も打ち合わせしなければなりません。

実現したいことがまとまらない

実現したいことを予算内で全て実現できるわけではないため、諦めることと実現することを分けきれないことも、疲れる原因の1つです。

注文住宅を建てるときは、誰しも理想の家を実現したいと思うものです。

しかし、家づくりには予算や建築面積に制限があるため、建てる理由と目的を明確にすることが必要になります。そのため、家族全員で話し合って優先順位をつけることが大切です。

優先順位の付け方として、以下が挙げられます。

  • 理想の家づくりのために譲れないこと
  • 家づくりでなるべく実現したいこと
  • 予算に余裕が生まれたら実現したいこと

担当者と打ち合わせをする前に、家族全員で実現したいことの優先順位を決めておくと、効率良くプランを決めていけます。

予算内に収まらない

想定していた予算内になかなか収まらず、疲れたと感じるケースもよく見られます。

注文住宅を建てる際には建築費用の予算を決めてからプランを作ります。しかし、注文住宅には本体工事価格以外にも付帯工事費と諸費用がかかるため、予算オーバーになってしまうことも少なくありません。

注文住宅の見積もりでは、付帯工事費・諸費用も含めた総額費用をチェックすることが必要です。費用をなるべく抑えるためには、以下のポイントを見直しましょう。

  • 間取り
  • 建物の形状
  • 建物の性能
  • 住宅設備

間取りや建物の形状は、シンプルなほうがコストはかかりません。建物の性能や住宅設備のグレードを見直して不要なものを削ると予算内に収められるでしょう。

注文住宅の打ち合わせの流れや回数

注文住宅の打ち合わせの流れは、着工前・建築中・引き渡し前の大きく3つに分かれます。全体の流れは以下の通りです。

打ち合わせの段階 話し合う内容
着工前

● 間取り、外装、内装、住宅設備

● 庭、駐車場、フェンスなどの外構

● 土地に対する建物の位置や高さ

● 住宅ローンや資金に関すること

● 地鎮祭に関すること

建築中

● 壁紙や照明、コンセントの設置場所など

● 上棟式に関すること

● 工事の進捗状況

引き渡し前

 

● 完成した家が図面通りに施工されているか

● 建具や設備に問題はないか

● 傷や汚れの有無

ここでは、それぞれの段階で打ち合わせする内容について解説します。

着工前

着工前の打ち合わせは、7〜15回程度が一般的です。

住宅ローンで借入できる金額、返済計画など資金に関することについては、特にしっかりと相談しましょう。地鎮祭についてもこの段階で打ち合わせします。

注文住宅について気になることや質問したいことは、事前にリストアップしておくとスムーズに話を進められます。

予算については、最初の段階で正直に話しておくことも重要です。具体的な予算を伝えれば、超えない範囲で見積書を作ってくれます。

建築中

建築中の打ち合わせは、3〜5回程度が一般的です。着工前にほとんどの項目を決めるため、この段階では計画通りに工事が進んでいるか確認します。

変更したい項目がある場合は、早めに担当者に伝えることが大切です。

引き渡し前

引き渡し前の打ち合わせは、2〜4回程度が一般的です。完成した住宅の竣工検査を踏まえて、打ち合わせを行います。

建物の内外部や床下、屋根裏など不備がないかをしっかりと確認しましょう。

注文住宅の打ち合わせをスムーズに進めるコツ

注文住宅の打ち合わせをスムーズに進めるコツは以下の通りです。

  • 事前準備を十分にしておく
  • 予算の上限を明確に決めておく
  • 完成希望の時期を決める
  • 希望条件の優先順位をつける
  • 子供はなるべく同席させない

それぞれのコツについて解説します。

事前準備を十分にしておく

建築会社との打ち合わせをする前に、家族の意見をまとめておくことも重要です。

自分たちが住みたい理想のマイホーム像がどのような家なのか、カタログやホームページ、住宅展示場などをまわりながらイメージを固め、家族で共有しましょう。

家族のこだわりたいポイントは、メモに取ってまとめましょう。

事前準備で重要なのは優先順位をつけることです。間取りもデザインも全て自由に作れるのが注文住宅のメリットですが、こだわりを全て叶えることは現実的ではありません。

なぜなら、予算の問題だけでなく、土地の条件や建築基準法に抵触しないかなど、さまざまな要因があるからです。

「譲れない条件」や「できれば叶えたい条件」などのランク付けをした上で建築会社と打ち合わせをすることで、より多くの条件を満たせる家が実現しやすくなります。

予算の上限を明確に決めておく

土地の購入費や建築費用の予算の上限を明確に決めておくことが重要です。

住宅ローンを利用する場合、借入限度額があるため予算には限りがあります。特に注文住宅は自分で設備や建設資材などを1つずつ決めていくため、気がつくと予算オーバーになりがちです。

購入後の生活に支障をきたさない程度の費用に収めましょう。

完成希望の時期を決める

おおまかなスケジュールを決めておくことも大切なポイントです。

ゴールの時期を明確にしなければ、打ち合わせ時間が長引くだけでなく、時には何も決まらない打ち合わせも出てきてしまうでしょう。

完成時期は「子供の小学校入学までに入居したい」など、家族の事情に合わせて決めるのもおすすめです。

注文住宅は完成までに長ければ1年以上かかることもあるため、子供の成長に合わせて動き出すことで、無理のないスケジュールが立てられます。

希望条件の優先順位をつける

注文住宅は決めなくてはならない内容が多いため、優先順位をつけて決めていくことが重要です。主に、以下の順番で決めていきましょう。

  1. 予算
  2. 土地
  3. 建物

予算を決めた後に土地を選び、残った資金で建物を建てます。土地で検討するべきポイントは以下の通りです。

検討するべきポイント 詳細
交通の利便性

● 最寄駅からの距離が近いか

● 電車、バスなど公共交通機関の利便性が高いか

周辺施設の利便性

● スーパーや病院など日常生活に必要な施設が周辺にあるか

● 役所や銀行などの金融機関、郵便局が近くにあるか

治安がよく災害の少ない立地

● 繁華街や放置された空き家などがあるか

● 過去に自然災害で被害を受けた土地であるか

教育施設や子育て環境

● 近くに保育園や小中学校が設置されているか

● 子供が遊べる公園などがあるか

土地の形状・地盤

● 土地は四角形または正方形で家を建てやすいか

● 地盤が硬いか

また、建物で検討するべきポイントは以下の通りです。

検討するべきポイント 内容
間取り

● 生活や家事がしやすい動線であるか

● 家族の人数やライフスタイルに合っているか

デザイン

● 自分たちの好みのデザインか

● ライフスタイルの変化に対応できるデザインか

耐震性・断熱性

● 大きな地震が発生しても被害を最小限にできるか

● 季節を問わず快適な温度で生活できるか

土地・建物を選ぶときは、上記のポイントを重視して決めていきましょう。

子供はなるべく同席させない

子供がいると常に目を配る必要があるため、打ち合わせの際はなるべく同席させないほうが効率良く進められます。

担当者と打ち合わせする際は、両親や知人に預かってもらうのも1つの方法です。

預け先がない場合は、子供のお気に入りのおもちゃを持参したり、オンラインで打ち合わせしたりなどを工夫しましょう。

注文住宅の打ち合わせで注意すること

注文住宅の打ち合わせで注意することは、以下の通りです。

  • 打ち合わせの記録を取ってすり合わせる
  • 要望はできる限り詳細に伝える
  • サンプル・モデルハウスを見て建材を決定する
  • 引き渡し前の点検は注意深く行う

順番に見ていきましょう。

打ち合わせの記録を取ってすり合わせる

打ち合わせの際は、毎回記録を取って終了後に確認してすり合わせましょう。

注文住宅は決めることが多いため、後になって言った・言わないのトラブルが生じることもあります。トラブルは、打ち合わせの議事録を作成しておくことで防げるでしょう。

自らが実現させたい希望に対して、建築会社の担当者からどのような提案があったか、実現できない理由や代替案など、事細かにメモを取っておきます。

メモの内容は、建築会社の担当者と共有しましょう。また、図面や見積書にも反映されているかチェックすることも大切です。

要望はできる限り詳細に伝える

注文住宅の打ち合わせでは、要望をできる限り詳細に伝えることが重要です。

家のデザインや間取り、設備に関する具体的なイメージを伝えることで、建築会社は正確に希望を理解し設計に反映させられます。

言葉だけではなく、雑誌の切り抜きやネットで見つけた写真などを利用して、具体的なイメージを共有しましょう​。

疑問点や不安な箇所ははっきり伝える

打ち合わせ中に、疑問点や不明点があれば、できるだけその場で解決しましょう。

解決しないまま家づくりを続けてしまうと、後悔につながります。

また、工事が始まってから気づいて変更することになれば、完成時期が遅れ、追加料金が生じることもあります。

そのため、わからないことや疑問点などがあれば、積極的に発言していくことも、失敗しない家づくりのポイントです。

サンプル・モデルハウスを見て建材を決定する

家づくりの際は、壁紙や床材、タイルなども自分で選ぶことになるので必ずサンプルを確認してから建材を決めましょう。なぜなら、カタログやWebサイトの写真だけでは、実際の色や質感がわかりにくい場合があるからです。

床材などは手にとって触れてみるのもおすすめです。モデルハウスがある場合は、実際に家に採用したときにどのような見た目になるか確かめましょう。

引き渡し前の点検は注意深く行う

注文住宅の引き渡し前に行う点検は、不備がないか施主自身が立ち会って確認することも大切です。点検の段階で不具合などを変更してもらうことで、入居後のトラブルを未然に防げます。

設備の動作確認や図面との照合などを行って、建築工事の施工品質は問題ないか、契約通りのプランで建てられているかなどをしっかり確認しましょう。

注文住宅の打ち合わせで決めることリスト

注文住宅では決めることが多いため、項目別に細かく打ち合わせをしていきます。注文住宅の打ち合わせで決めることをまとめると以下の通りです。

打ち合わせの項目 決める内容
間取り

● 部屋の広さ

● 動線

● 収納量

● 風通し

● 採光

● 音の問題

● 外からの視線

● 外観

● コンセントと照明

設備

● キッチンなど水回りの設備

● 床暖房

● 玄関収納

● 太陽光発電

● 宅配ボックス

● 24時間空調

建材・資材

● 構造が木材またはコンクリート

● 屋根材や外壁材

● 床材

● 建具

外構工事

● 門

● 塀

● 土間コンクリート

● カーポート

● 庭

各項目に必要なものを取り入れることで、理想の家を予算内で実現できるようになります。

注文住宅の打ち合わせに関するよくある質問

ここでは、注文住宅の打ち合わせに関するよくある質問に回答します。

  • 最終の打ち合わせで注意すべき点は?
  • 打ち合わせ回数には制限がある?
  • 注文住宅で譲れない条件はどのように決めたらいい?

疑問の解消にお役立てください。

最終の打ち合わせで注意すべき点は?

注文住宅の着工前における最終打ち合わせで注意すべき点は以下の通りです。

  • 間取りの最終確認
  • 内装・外装の確認
  • 設備の選定と配置
  • 配線・配管の確認
  • 照明の選定と配置
  • 省エネ対策
  • セキュリティ対策
  • バリアフリー対応
  • 工期の確認
  • 契約内容と費用の最終確認

実際に工事に入ってしまったら変更することは困難なため、最終の打ち合わせで大事なところはしっかりと確認しておきましょう。

打ち合わせ回数には制限がある?

基本的に、注文住宅の打ち合わせに回数制限はありません。理想の家を予算内で作るために、納得いくまで話し合いましょう。

ただし「〇回以上の打ち合わせには追加料金が発生」と規定しているハウスメーカーもあるので、契約前に確認することをおすすめします。

注文住宅で譲れない条件はどのように決めたらいい?

注文住宅で譲れない条件は、以下のポイントを意識して決めると良いでしょう。

  • 家族のライフスタイルを考慮する
  • 予算とのバランスを考える
  • 将来の生活を見据える
  • マイホームの具体的なイメージを共有する
  • 専門家のアドバイスを活用する

譲れない条件は人によって違いがありますが、特に重要視される要素として「予算」と「日当たり」が挙げられます。

建築後の生活をスムーズに過ごすためにも、無理のない資金計画が必要です。

また、設備や内外装はいくらでも自由に選べますが、日当たりは変えられません。採光は快適に暮らすために必要な要素であるため、太陽の光を享受できる日当たりの良い土地をなるべく選びましょう。

注文住宅の打ち合わせはトラブルや疲れを避ける工夫が大切

建売や分譲マンションと異なり、注文住宅はゼロから内外装や設備などを決めるので、打ち合わせの回数は多くなります。そのため、何度も打ち合わせを重ねていくうちに疲れが溜まってくることもあるでしょう。

注文住宅の打ち合わせはトラブルやストレスを軽減する工夫が大切です。事前に予算や優先順位を決めたり、疑問や不安を建築会社に共有したりしましょう。

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